【こんな便に注意!】便で健康チェック
食事や運動習慣が変わると、自ずと便の状態も変化します。生活環境の変化を受けやすい便だからこそ、健康状態を確認するひとつのツールとして活用してみましょう!
目次
便の役割とは
便とは、摂取した食べ物が消化されていく過程で、使いきれなかった栄養素や水分から生まれる排泄物です。
食べ物の消化は、食後すぐに行われ始め、便として排泄されるまでにおおよそ24~48時間かかると言われています。
便の質量のうち約80%が水分で、残りの20%が処理しきれなかった栄養素や腸内細菌、便が腸を通る過程で剥がれ落ちる腸の粘膜などが含まれます。また、必要のない老廃物や毒素も、便や尿から体外に排泄されます。
いわば排便とは、体内に不要なものを体外に出す行為の1つだといえますね。
そんな便も、元々は私たちの摂取した食べ物や水分から生まれたもの。
食べ物の種類や生活環境などにより、排便の回数や便の状態も日々変化します。
特にダイエット中となると、食事内容や生活リズム(運動習慣など)がガラリと変わるため、健康状態を把握するためにも、日々の排便状態を確認する習慣をつけましょう。
便の状態は、色、形、においなどから確認出来ますので、参考にしてみましょう!
「良い便」と状態チェック
一般的に、どのような便が「良い状態」とされるのか知っておきましょう!
・形 バナナの様な形をしており、細かくバラバラになったりしていない
・色 黄土色~茶色
・におい きつい悪臭ではない
これらが、いわゆる「良い便」と言われる便の特徴です。
出た後のすっきりする感覚(お腹に残る感覚や違和感がない)も判断材料になります。
また、食物繊維や乳酸菌といった消化吸収に良い働きをしてくれる腸内細菌【善玉菌】が多くなると、トイレの水に浮くような便が出るともいわれています。
ブリストルスケールと呼ばれる便の状態を示した早見表です。参考にしてみましょう。
看護roo!様より画像をお借りいたしました。
看護roo![カンゴルー] – 看護師のための総合サイト【公式】 (kango-roo.com)
こんな便に注意!
細かく分かれる硬い便
便の成分の多くは水分であるため、水分が少なすぎると、細かく分かれるような硬い便が出る場合があります。
原因としては、水分の摂取量が極端に少なかったり、腸内で便の滑りを良くする脂質が足りていない可能性があります。
水のような便
下痢の様な軟便が出る場合は、身体の水分調整が上手くできていなかったり、脂肪分の多い食事の摂り過ぎにより、脂肪を多く含む便になっている可能性があります。
においがきつい
脂肪分が多い食事や飲み過ぎ、食べ過ぎなどにより、腸内細菌の中でも【悪玉菌】の割合が増えることで、においがきつくなる可能性があります。
濃い色の便
赤褐色や黒色など、限りなく濃い色の便が出る場合、胃や腸などの消化管の出血の可能性があります。
ストレスは最大の敵!
食事は普段通りなのに、【便秘が続く】方や【下痢が続く】方、【ずっと調子が優れない】方などは、消化・吸収のシステムに何らかの問題がある可能性があります。
そして、消化器(胃、腸など)に大きなダメージを与える代表的な原因がストレスといわれています。
胃腸(消化器)は、自律神経という内臓の働きや体温の維持などを司ってくれる神経により働かされています。
この自律神経は、休んでいる時と動いている時にちょうど良く身体の機能を調整してくれているのですが、ストレスによりこの神経が緊張してしまうと胃腸(消化器)の働きも不安定になってしまい、ひどい場合には胃腸炎や潰瘍などの原因にもなりえます。
これらは不眠、過労、不規則な食事など、生活リズムが崩れている方に多い傾向がありますので、症状が悪化する前に、生活環境を見直してみてはいかがでしょうか?
また、便秘について詳しく書いた記事がありますので、こちらもあわせてどうぞ!
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まとめ
いかがだったでしょうか?
日々の身体の変化は感じづらいものですが、排便状態もしっかりチェックしていただき、身体のサインを見逃さないようにしていきたいですね!
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