体脂肪率を測る時に知っておきたい4つのこと
健康的なダイエットを目指す人なら、必ず気にしている体脂肪率についてのお話!4つのことに意識してもらうだけで、より正確な数値とダイエットの効果をみることが出来るのでオススメです!
目次
体脂肪率とは脂肪の割合を表したもの
例えば、体重60kgの方の体脂肪量が15kgだとします。
すると、体重の4分の1が脂肪になるので、体重に対しての脂肪の割合は25%となります。
このように、体重に対して脂肪がどれだけ身体にあるのかをパーセント(%)で表したものが体脂肪率です。
皆さんも一度は測ったことのある数字ではないでしょうか?
<その1>脂肪と筋肉では、身体の見え方が変わる
脂肪と筋肉では密度が異なるため、同じ体重でも脂肪の多い人と筋肉の多い人では見た目の体型に違いが出ます。
(例)※すべて同じ重さとした場合の体積
水:1 とすると、
脂肪:1.1
筋肉:0.9
の割合と言われています。
同じ重さでも、筋肉より脂肪の方が約20%大きいことが分かりますね。
これはつまり、体重が同じでも体脂肪率の高い人の方が、身体が大きく見えてしまう事を意味します。
痩せた体型を作るためには、体重の減少ではなく、体脂肪率を減少させることが重要となるのですね!
<その2>年代別体脂肪率の目安データから状態チェック!
体脂肪率という数値だけでも、身体の状態を判断することができますが、男性や女性、また年齢によっても基準の数値が変わります。
まずは下記の表を参考に、ご自身の状態をチェックしてみましょう!
年齢 | 男性 | ||||
痩せ | 標準(-) | 標準(+) | 軽度肥満 | 肥満 | |
18〜39歳 | 10%以下 | 11〜16% | 17〜21% | 22〜26% | 27%以上 |
40〜59歳 | 11%以下 | 12〜17% | 18〜22% | 23〜27% | 28%以上 |
60歳〜 | 13%以下 | 14〜19% | 20〜24% | 25〜29% | 30%以上 |
年齢 | 女性 | ||||
痩せ | 標準(-) | 標準(+) | 軽度肥満 | 肥満 | |
18〜39歳 | 20%以下 | 21〜27% | 28〜34% | 35〜39% | 40%以上 |
40〜59歳 | 21%以下 | 22〜28% | 29〜35% | 36〜40% | 41%以上 |
60歳〜 | 22%以下 | 23〜29% | 30〜36% | 37〜41% | 42%以上 |
いかがでしょうか?
「肥満」レベルの値になると、高血圧や動脈硬化など生活習慣病のリスクが上がります。
しかし、「痩せ」レベルの値でも、ホルモン系の病気や、女性なら生理不順になる可能性も上がってしまうのです。
太りすぎ=病気になりやすい はよく聞きますが、痩せすぎても様々な身体の不調をきたす恐れがあります。
健康的な状態を維持するためには「標準」レベル内をキープ出来るように心がけましょう!
<その3>測定のタイミングと条件を揃える
今回は、ご家庭でもよく見かけるようになった体組成計での測定ポイントをご紹介していきます。
上記画像のような体組成計は、生体インピーダンス法という測定方法を用い、体脂肪率も簡単に測定することが可能です。家電量販店などで2,000円程度から購入することも出来ますので、まだお持ちでない方にもぜひおすすめです。
体組成計のしくみ<生体インピーダンス法>
生体インピーダンス法とは、身体に微弱な電流を流し、その際の電気の流れやすさ(電気抵抗値)を計測することで体脂肪率を測定する方法です。
筋肉や骨などの電解質を多く含む組織は電気を通しやすく、体脂肪はほとんど電気を通しません。この特性を利用して、測定した電気抵抗値と身長・体重から体脂肪率を測定しています。
しかし、排泄前後や食事、入浴時の発汗や体温の変化など、身体の水分量の変化によって数値にブレが出てしまうというデメリットがあります。
そのため、生体インピーダンス法で測定する場合、測定のタイミングと条件を揃えることが身体の変化を見ていく上で押さえておきたいポイントになります。
【オススメの測定タイミング】
・朝起きて、トイレを済ませた後(食前)
・入浴する前(食後2時間以上経過してから)
同じ時間・同じ条件を出来るだけ意識して、より正確な数値から身体の状態を把握していきましょう!
<その4>毎日測定する
ダイエット中は、体重を測るたびに一喜一憂してしまうもの。
体重が減って嬉しくても、次の日に測ったらすっかり元の体重に戻っていたなんてことも良くある話ですよね。
体重も体脂肪率と同様に、体内の水分量や食事量、排泄の関係でも日々変化があって当たり前なのです。それなのに、元に戻った数値を見たことでモチベーションが下がってしまってはもったいないですよね。
数日での増減は誤差範囲だと考えて、まずは2週間毎日測定してみましょう!
もし体重が減っていなくても、体脂肪率が下がっていれば、脂肪がちゃんと減っているということ。逆に、体重が減っていても体脂肪率が変わっていなければ、もしかしたら筋肉が落ちているのかも…?
このように、継続することで数値から見えてくるものが必ずあるはずです。
まずは体重と体脂肪率を毎日測定し、ご自身の体内でどういった変化が起きているのかを客観的に把握しましょう。そうすることが、健康的なダイエットへの近道になります。
色々な体脂肪率測定法の紹介
体脂肪率の測定法には、実は色々な方法があります!
今回は簡単にご紹介します!
・水中体重秤量法
水中と地上の体重の差から調べる方法。
・空気置換法
密閉された装置の中に入り、空気圧の変化から調べる方法。
・キャリパー法(皮下脂肪厚法)
皮下脂肪の厚さを測り、計算することにより調べる方法。
・DEXA法(二重エネルギーx線吸収法)
2種類のX線を身体に照射し調べる方法。
・生体インピーダンス法
身体に微弱な電流を流し調べる方法。
・水中体重秤量法
・空気置換法
・DEXA法 などは
比較的正確な体脂肪率を求めることができると言われていますが、大掛かりな器具、設備などを必要とし、現実的に一般家庭で測定することが難しい方法になります。
キャリパー法については、皮下脂肪の厚さを測り、計算式に当てはめて測定する方法なのですが、デメリットとして内臓脂肪と言われる体内の脂肪は含めない値になることが挙げられます。
さまざまな測定方法がありますが、この中でより身近で一般的な測定方法が生体インピーダンス法になります。
まとめ
体重だけでなく、体脂肪率についても理解しておくことが重要というお話でした。
ご自身の体内の変化を客観的に把握するために、体重だけに囚われず、体脂肪率も測定し記録する習慣をつけていきましょう!
お問い合わせはこちら
実店舗でのパーソナルトレーニングや整体、さまざまな自治体を訪問しての講演会なども積極的に行っております。身体に関することなら、カラダラボにお任せください!まずは、お気軽にお問い合わせください。
カラダラボ
〒767-0001
香川県三豊市高瀬町上高瀬391-1三豊ヤンマー1F
080-2850-7206
9:00-22:00 不定休
MEMO
- ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。お電話に出られなかった場合、再度おかけ直しいたします。